(2017.7.5)
北海道上士幌町糠平にあるタウシュベツ川橋梁です
2001年に北海道遺産として登録されました
旧国鉄士幌線コンクリート橋梁群のうちの一つですが
この橋が幻の橋と呼ばれるにはわけがあります。
建設は1937年
元々ここは陸地だった場所で鉄道が走っていたのですが
廃線後 糠平湖というダム湖をここに作ることになり
その結果ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に姿を現し
水位が上昇する6月頃から沈み始め8-10月頃には湖底に沈むということになってしまったのです
水没と凍結を繰り返しているため、毎年今年こそは崩れてしまうのではないかと危惧されています。
通常7月にもなると橋の下が水没して湖面に映り込みメガネ橋になるのですが・・・
今年は水が少なく湖面に浮かぶ橋を見ることはできませんでした。
写真でもわかる通り橋の中央が崩れてきています。
ガイドの方に保存はできないかと尋ねたところ莫大な費用が掛かるそうで
このまま崩れていくのを見守るしかできないそうです
(こぶた)